Dronecode Project (ドローンコード・プロジェクト)がスタート。

オープンソースの無人航空機(UAV / ドローン)開発が、さらに規模を拡大し Linux Foundation の下で、Dronecode Project(ドローンコード・プロジェクト)としてスタートします。

141026_1 Dronecode Project

https://www.dronecode.org/

APM / ArduPilot、PX4、Mission Planner、MAVlink などが、この Dronecode Project に集結することになります。(^_^)

Dronecode Projectの発足メンバーは、APMコプターの 3D Robotics、Walkera、Baidu、Box、DroneDeploy、Intel、jDrones、Laser Navigation、Qualcomm、SkyWard、Squadrone System、Yuneecです。

3D Robotics 共同創業者の Chris Anderson 氏によれば、今回 Linux Foundation のプロジェクトとなったのは、プロジェクトが「円熟期に達したと判断されるから」だということです。Linux Foundation が正式な非営利組織としてプロジェクトを組織監督することで、他の企業も参入しやすくなることが期待されています。

詳しくは以下のサイトをご覧下さい。


Linux コミュニティもドローン開発、Dronecode プロジェクトを発足
http://internetcom.jp/webtech/20141017/linux-community-launches-drone-development-project-dronecode.html

Linux Foundationのもと、ドローンの基本ソフトプロジェクト「Dronecode」発足
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141014_671132.html






無人飛行機の開発促進をめざす Dronecode プロジェクト

既報のとおり、Linux Foundation(リナックス財団)は 2014年 10月 13日に Dronecode Project(ドローンコード・プロジェクト)の発足を発表しました。

Linux Foundation は、Linux OS および共同ソフトウェア開発の成長促進に取り組む非営利のコンソーシアム(複数の個人・団体・企業が参加して共同で何かの活動を行う組織)です。
これまで主にオープンソースのコンピュータ・ソフトウェアである Linux の開発とサポートを行って来ましたが、新たにオープンソースのオートパイロットである APM/ArduPilot の開発を全面的に支援することになりました。

これにより、従来 3D Robotics がサポートしていた、APM/PX4/Pixhawk、および Mission Planner、MAVLink、DroidPlanner 等の関連ソフトウェアの開発が、今以上に加速するものと期待されます。

DIY DRONES というウェブサイトも 3D Robotics 社も、もともとラジコンが趣味のクリス・アンダーソン(Chris Anderson)氏が、自分のホビーのために作った会社です。したがって、これらのオープンソースのフライトコントローラもホビー用途のために作られたものです。

クリス・アンダーソン氏が、同じホビーのマルチコプター分野で先行していた DJI 等の中国企業を、市場で打倒すると宣言?をしたのは、わずか数年前のことです。またその時、オープンソースの APM:コプター技術は、すでに軍事用技術を超えたとも言っていました。民間技術が軍事技術を引っ張っるという構図がここにもあります。

マルチコプターの技術はすでにホビーの領域を超えて、これからの世界を動かす主要技術の1つになろうとしています。マルチコプターの旅客機が登場する日も、それほど遠くないかも知れません。

Dronecode Project で開発が進む APM:コプターから、ますます目が離せなくなりました。
とはいえ、Baidu(百度=バイドゥ)、Walkera(华科尔科技=ワルケラ)という中国の有名企業がメンバーに加わっているのはどうでしょう。クリス・アンダーソン氏も本心では、ちょっと困っているのではないのでしょうか。まあ、当面は、DJI さえ倒せれば良いか・・・。(笑)


Linux Foundation(リナックス財団)の日本語ホームページに、Dronecode Project 発足の記事が掲載されています。下にリンクを張っておきますので、ご一読下さい。

Linux Foundation と主要技術企業がオープン ソース プロジェクト Dronecode Project を発足
http://www.linuxfoundation.jp/news-media/announcements/2014/10/jp_linux-foundation-and-leading-technology-companies-launch-open-source-dronecode-project






クリス・アンダーソン: Welcome to the Dronecode Project

以下は、Linux Foundation のサイトに掲載された、Chris Anderson (クリス・アンダーソン)氏の Dronecode Project 発足発表記事の翻訳です。
例によって誤訳・珍訳満載ですので、できれば原文でお読み下さい。(^^ゞ

https://www.dronecode.org/news-faq/blogs/2014/10/welcome-dronecode-project


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Welcome to the Dronecode Project
(ドローンコード・プロジェクトへようこそ)



Monday, October 13, 2014 - 07:00
Chris Anderson:

私は、Dronecode Foundation(ドローンコード財団)を創設するために、Linux Foundation(リナックス財団)とのパートナーシップ(協力関係、提携)を発表することに興奮しています。Dronecode Foundation は非営利の組織で、世界有数のオープンイノベーション組織の1つである Linux Foundation のプロフェッショナルな管理とリーダーシップの下に、世界をリードするオープンソースの UAV(無人飛行機)ソフトウェア・プロジェクトを結集します。

私個人にとって、これはオープンイノベーションに関する仕事、すなわち、私がドローンに関わってからの過去 7年間の仕事の集大成となります。事の発端は、私が私の子供と一緒にレゴのマインドストームのロボットパーツを使って実験を始めたことでした。そして2007年の始めにラジコン飛行機ホビーを再開しました(私はこの時に撮影した最初のビデオが大好きです。ヘタクソな飛行でしたが、それが人生を変えた瞬間でした。)。

私はセンサーとマイクロプロセッサーと GPS を使って色々なことができるのに驚きましたが、ドローンについては何も知りませんでした。それで私は、インターネットに DIY Drones というコミュニティ(ホームページ)を作って、みなさんに初歩的で愚かな質問をすることにしました。その結果、2つの素晴らしいことが起きました。
1つは、多くの人が私の初歩的な質問に答えてくれ、私の航空ロボットに関する学習を助けてくれたことです。具体的には、ソフトウェアとエレクトロニクスから航空力学とデータ分析に関するまでのことがらです。
もう1つは、このコミュニティが他の多くの人々にとっても質問をする場となり、アマチュア UAV の草創期において、我々みんなが共に学ぶ場となったことです。航空ロボットを飛ばすためには、ある1つの分野の専門家であっても他の分野について学習する必要があったのです。

DIY Dronesのサイトは急速に大きくなり、今では世界最大のロボット・コミュニティの1つになりました(約60,000人のアクティブメンバーが参加し、月間ページビューは約200万ページ)。しかし、それだけではありません。メンバーたちはエレクトロニクスとソフトウェアと航空機の設計で互いに協力し合い、最初は非公式に、そして次にはオープンソースのプロジェクトを立ち上げるに至りました。プロジェクトには APM/ArduPilot のプラットホーム(ArduCopter、ArduPlane、ArduRover)、Mission Planner、DroidPlannerの他、送受信機/テレメトリからビデオに至るまで無数のものが含まれます。それらの多くは、他のオープンソース・イノベーション・プロジェクト、特に “Ardu”という語を頭につけた多くのプロジェクトの元である「Arduino オープン・コンピュータ・プラットホーム」の成果の上に積み重ね上げられたものでした。

同時に、ロボット工学の学会のリーダーたちもオープン・イノベーションに参加してくれ、私たちはすぐに世界最高のロボット研究機関の1つである ETH Zurich(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)の Lorenz Meier (ローレンツ・マイヤー)氏と意気投合しました。そして、このマイヤー氏は PX4 と MAVlink のプロジェクトを率いています。私たちはすぐさま協力し合いました。そして、現在の Pixhawk オートパイロット・プラットホームは、オープンソース・コミュニティのみんなの努力と、一流の教育機関と、シリコンバレーの企業(3D Robotics = DIY Dronesで知り合った Jordi Munoz 氏と私が、2009年に共同で設立した会社)の、コラボレーション(共同作業)の賜物なのです。

今日ではこのプラットホームが 10万人以上のユーザーに使われていて、かつ、一般の人々に高度な UAV 技術を提供していることに、私は誇りを持っています。彼らはこれを使って、ハリウッド並みの空撮ビデオを撮ったり、クロップマッピング(crop-mapping)したり、建物の3Dスキャンを行っています。それは技術の民主化の力を示す、古典的な例です。私たちはドローンの大衆化と商業利用の時代に入ろうとしています。そして、私はオープンソースのプラットホームが、時代をリードしているのを嬉しく思っています。

今や、これだけの人々に使われるようになり成熟のレベルに達したからには、私たちも他の大成功したオープンソース・プロジェクトの最善の方法を採用する時が来ました。すなわち、継続的成長とプロジェクトの独立性を確保するための、プロフェッショナルな管理とガバナンスの体制です。そのためには、Linux Foundation の他に最適の組織はありません。Linux 自身の大成功がその理由であるばかりでなく、彼らがサポートしているその他すべての共同プロジェクトの存在もまたその理由です。プロジェクトの参加者と成果と革新を、さらに上のレベルに引き上げることが可能になります。プロジェクトの独立性を保つとともに、企業が参加しやすく、採用しやすくなります。一方で、オープンソースの理想を守る必要があります。Linux Foundation の経験と評判は、私たちのプロジェクトでもこれらの条件が確保されることを保証してくれます。

同時に、これらのプロジェクトを組織化しリードし調整するための正式な非営利組織の発足は、自社の UAVやロボット開発にオープンイノベーションを採用したいと思っている企業の参加を容易にします。これにより彼らはより正式な形で参加することができ、プロジェクトの成果をすべて自社に持ち帰ることが可能になります。ですから、私は発足メンバーの各社を喜んで大歓迎いたします。その発足メンバーには、世界的大企業である Intel、Qualcomm、Boxそして Baidu、さらには UAV のリーダー企業である Yuneec、Walkera、そして私の会社である 3D Roboticsなどが含まれます。

なぜ今なのか? 今、ドローンが注目され、オープンイノベーションがそれ以上に注目されているからではありません。(^_^)  何よりも、私たちのプラットホームが成熟したからです。それらはますます Linuxそれ自身と同じ方向へ向かっています。モバイル・ハードウェア技術( Intel と Qualcomm に感謝!)とクラウド技術( Box と Baidu に感謝!)のとてつもない進歩は、私たちのコミュニティとソフトウェアがますますギガヘルツ・クラスの Linux コンピュータで実行され、ブロードバンドでクラウドに常時接続されることを意味します。つまり、私たちが Linux と、Linux のコミュニティに参加するチャンスは今であり、Linux Foundation はプロジェクトの落ち着き先として最適の場所なのです。

Dronecode へようこそ。私はこのコミュニティが次に作り出すものを早く見たくて堪りません。

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ちょっとばかり、つまらない補足をすることをお許し下さい。(^_^)
まず、文中にある「レゴのマインドストーム」はこれです。これがオープンソース UAV プロジェクトの起点になりました。







それからドローンに興味のある方には、クリス・アンダーソン氏が書いたこの Kindle本が面白いと思います。



下のリンクから試し読みができます。

http://books.google.co.jp/books?id=j2Pjo7qwbN4C&pg=PP9&lpg=PP9&dq=%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89&source=bl&ots=FcYgSd7jLr&sig=NBZFRT_5UJrgXi7YrxjmX6y2X_A&hl=ja&sa=X&ei=2ZNNVNGKFYKimQX65oL4Aw&ved=0CE8Q6AEwCQ#v=onepage&q=%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89&f=false







Dronecode Project と Pixhawk 2 と 3DR Solo について

「ASCII×デジタル」さんが、Dronecode Project について書かれています。
マルチコプターやドローンに興味のある方には、オススメの記事だと思います。

個人的には 100%賛同できる内容ではないですが、この記事の中で Dronecode Project にお詳しいという今村博宣さんは、今話題のドローン規制に関していろいろと良いことをおっしゃっておられます。
以下に、ごっそり引用しちゃいましょう。(^_^)



「――いま、国内でDronecodeに取り組まれている方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。

今村 仲間という意味では、限りなくゼロに近いです。まだ情報が出てくるのを待っている段階の人が多いんじゃないでしょうか。なにせ肝心のコードが出ていないので、本格的に面白い展開にはなっていないんですよ。
 ドローンを「飛ばしたい」という人は多くいるのですけど、「開発したい」という人はそれほど多くはないと思いますね。 」



「一番ベースになるのは「ドローンはラジコンである」という考え方で、まずこれを多くの人に認識していただきたい。普通に考えれば、ドローンの定義うんぬんの前に、無線で飛行させているものは全部ラジコンのカテゴリーに入るんです。

 ラジコンにはラジコンのルールがちゃんとあって、今はドローンを使う人がそれを破ってしまっている状態です。良く考えていただきたいんですけど、ラジコンを大都会で走らせたり飛ばしたりしている人なんて、まずいないですよ。もちろん、昔はそういうことをしていた人も多かった。でも今は、公園でラジコンをやっちゃいけないとか、ゴルフをしちゃいけないとか、きちんとルールが整備されているわけです。こういう状況があるのに、ドローンだけを認めろと言っているのはおかしな話なんです。

 ラジコンで事故が起きたなんて話、今ぜんぜん聞かないでしょう。彼らは40年ぐらいかけて、国土交通省から正式に河川敷を使う許可を得て、クラブを運営します、きれいに使いますというふうに、人に迷惑をかけずに遊べる環境を整備してきたんです。ラジコンのユーザーが厳しく自主規制して作り上げてきた環境が、ここ1年で一気に壊されている。本来なら、ラジコンはこういうところで飛ばしてはいけませんという条例が既にあるわけで、ドローンに対して改めて規制をする必要なんてないんです。撮影に関しても、イベントの空撮なんて本当は撮影許可を取得して行なうべきもので、素人がやっちゃいけないことですよ。 」



3DR Solo や Dronecode Project に興味のある方には、下のリンクから全文を読んでいただきたいと思います。文中に登場する「現在3D Roboticsが販売しようとしているDronecodeのハードウェア」とは、3DR Solo クアッドコプターのことです。

ドローンをオープンソース化する「Dronecode」の今と未来(ASCII×デジタル)
http://ascii.jp/elem/000/001/014/1014114/






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