WLToys Power Star 2 (V988) と Power Star X2 (V930) のレビュー_2
前回の続きです。
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Flight characteristics(飛行特性)
付属の送信機を試してみて、この送信機ではヘリコプターを正確に操縦することが、非常に難しいことがわかりました。ビギナーの方が、この送信機でPower Star X2を飛ばすのは危険です。こんな初歩的で荒削りの送信機と、パワフルなブラシレスヘリをセットにして売るのは、意味がありません。
付属の送信機(3軸と6軸の切り替えは不能)を数分いじった後で、私はギブアップし、Power Star 1に付属する送信機に変更しました。
飛ばしてみて、Power Star 2とPower Star X2は、完全に別物のヘリだとわかりました。
Power Star 2の飛行特性:
加速度センサーをオンにすると、ブラシモーターのPower Star 2は非常に安定したヘリコプターになります。スロットル操作だけで、簡単に離陸できます(テスト機は回転が上がると、わずかにぐらつき(wobble)ました)。
最少限のスロットル操作で、ヘリコプターは比較的安定したホバリングをします。そのため、ビギナーの方でも、わずかに修正舵を当てるだけでヘリの姿勢を保てます(しかも、非常にゆっくりと姿勢が変化します)。
テールホールドは非常にしっかりしています。また、ラダー操作だけで非常にうまくピルエットします。これはPower Starシリーズ・ヘリコプターの驚くべき特徴の1つで、ピルエット中のサイクリック補正が必要ありません。ですから、始めてヘリを飛ばす人にも簡単に飛ばすことができます。
Power Star 2を屋外で飛ばすと、加速度センサー・オンの高レート(high rates)で、非常にすばらしい飛びをします。激しい飛び方をしても、テールがブローアウトすることはなく、普通の風の中なら、コアレス・メインモーターは十分なパワーを持っています。
加速度センサーをオフにすると、Power star 2はまったく別のアニマル(動物)に変わります。素晴らしいピルエット性能に変わりはありませんが、ヘリコプターの反応は早く、非常に敏捷になります。バックフリップを簡単に行うことができます。これ以外のすべての4チャネルのフライバーレス・ヘリでは、こんなに簡単にバックフリップを行うことはできません。WLtoyは素晴らしいヘリを作りました。
Power Star X2の飛行特性:
Power Star X2は、Power Star 2よりもかなり重いので、ブラシレスであっても、飛行中にその重さが感じられます。Power Star X2で高度を維持するのは、相当むずかしいです。
Power Star X2は、Power Star X1のテスト飛行でFyreSGさんが発見したのと同じ、奇妙なクセも持っています。スロットルを上げると、ヘッドスピードが上がり、下がり、そしてまた、上がります。かなり奇妙ではありますが、飛行性能には影響ないようです。
加速度センサーをオンにすると、Power Star X2は、Power Star 2と非常によく似た飛行をします。ヘリは非常に安定していて、すばらしいピルエット性能も同じです。前述のように、付属の送信機では役不足です。ヘッドスピードが高いにもかかわず、送信機の性能が悪いので、これで飛ばすのは危険です。
パワーはとてもあり、Power Star 2と較べるとその差ははっきりしています。しかし、ホバリング時のスロットル操作はかなりむずかしくなります。
屋外飛行すると、Power Star X2の持つパワーをさらにハッキリと感じられます。Power Star X2はPower Star 2よりはるかに風に強く、テールホールド力も非常に良いです。
バックフリップも簡単にできますが、Power Star 2に比べて演技中に高度が少し落ちます。全体的には、非常に良いヘリです。
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WLToys Power Star 2 (V988)。
ついに、V911を超える、固定ピッチのフライバーレスヘリが完成したのでしょうか。(^_^)
続きます。
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Flight characteristics(飛行特性)
付属の送信機を試してみて、この送信機ではヘリコプターを正確に操縦することが、非常に難しいことがわかりました。ビギナーの方が、この送信機でPower Star X2を飛ばすのは危険です。こんな初歩的で荒削りの送信機と、パワフルなブラシレスヘリをセットにして売るのは、意味がありません。
付属の送信機(3軸と6軸の切り替えは不能)を数分いじった後で、私はギブアップし、Power Star 1に付属する送信機に変更しました。
飛ばしてみて、Power Star 2とPower Star X2は、完全に別物のヘリだとわかりました。
Power Star 2の飛行特性:
加速度センサーをオンにすると、ブラシモーターのPower Star 2は非常に安定したヘリコプターになります。スロットル操作だけで、簡単に離陸できます(テスト機は回転が上がると、わずかにぐらつき(wobble)ました)。
最少限のスロットル操作で、ヘリコプターは比較的安定したホバリングをします。そのため、ビギナーの方でも、わずかに修正舵を当てるだけでヘリの姿勢を保てます(しかも、非常にゆっくりと姿勢が変化します)。
テールホールドは非常にしっかりしています。また、ラダー操作だけで非常にうまくピルエットします。これはPower Starシリーズ・ヘリコプターの驚くべき特徴の1つで、ピルエット中のサイクリック補正が必要ありません。ですから、始めてヘリを飛ばす人にも簡単に飛ばすことができます。
Power Star 2を屋外で飛ばすと、加速度センサー・オンの高レート(high rates)で、非常にすばらしい飛びをします。激しい飛び方をしても、テールがブローアウトすることはなく、普通の風の中なら、コアレス・メインモーターは十分なパワーを持っています。
加速度センサーをオフにすると、Power star 2はまったく別のアニマル(動物)に変わります。素晴らしいピルエット性能に変わりはありませんが、ヘリコプターの反応は早く、非常に敏捷になります。バックフリップを簡単に行うことができます。これ以外のすべての4チャネルのフライバーレス・ヘリでは、こんなに簡単にバックフリップを行うことはできません。WLtoyは素晴らしいヘリを作りました。
Power Star X2の飛行特性:
Power Star X2は、Power Star 2よりもかなり重いので、ブラシレスであっても、飛行中にその重さが感じられます。Power Star X2で高度を維持するのは、相当むずかしいです。
Power Star X2は、Power Star X1のテスト飛行でFyreSGさんが発見したのと同じ、奇妙なクセも持っています。スロットルを上げると、ヘッドスピードが上がり、下がり、そしてまた、上がります。かなり奇妙ではありますが、飛行性能には影響ないようです。
加速度センサーをオンにすると、Power Star X2は、Power Star 2と非常によく似た飛行をします。ヘリは非常に安定していて、すばらしいピルエット性能も同じです。前述のように、付属の送信機では役不足です。ヘッドスピードが高いにもかかわず、送信機の性能が悪いので、これで飛ばすのは危険です。
パワーはとてもあり、Power Star 2と較べるとその差ははっきりしています。しかし、ホバリング時のスロットル操作はかなりむずかしくなります。
屋外飛行すると、Power Star X2の持つパワーをさらにハッキリと感じられます。Power Star X2はPower Star 2よりはるかに風に強く、テールホールド力も非常に良いです。
バックフリップも簡単にできますが、Power Star 2に比べて演技中に高度が少し落ちます。全体的には、非常に良いヘリです。
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WLToys Power Star 2 (V988)。
ついに、V911を超える、固定ピッチのフライバーレスヘリが完成したのでしょうか。(^_^)
続きます。
米国における、RCエアクラフト&ドローンの飛行禁止(藪 丈二さん)
標題について、HeliFreak.comから拾ってみました。
ラジコン飛行機によるテロの可能性に関しては、先日、tiger22さんが紹介されておられましたが、今回はすべてのドローンやRC飛行機(5ポンド=約2,275グラム以上)の飛行禁止のお触れがアメリカで出されたようです。
発表のタイミングがエイプリル・フールと重なったため疑問視する向きもあるようです。
・・・・・・・・・・・・・・
米国の連邦航空局は、すべてのドローン&RC航空機の飛行禁止を発表しました。
http://www.helifreak.com/showthread.php?t=613586
即日発表用:
連邦航空局(FAA)は、ホワイトハウス総務局と連携して、無線制御によるあらゆるタイプの航空機を含むすべての無人航空機システム(UAS)を即日禁止する旨を発表しました。
FAAの担当者マイケル・ウエルタ氏は次のようの述べています。
“公共の安全に脅威となるいわゆるドローンによって引き起こされた最近の悲劇的な死亡事故や怪我などの事故のあと、FAAはオバマ大統領と連携してあらゆるタイプの無線操縦航空機の飛行を停止させます。
我々は、モデル航空学アカデミー(AMA)のようなホビイストグループからの法的な挑戦と向き合うことになると思いますが、一方、この「禁止」は、公共の安全に資する最良の方策だと思います。”
ウエルタ氏は、後日この禁止事項の詳細について説明する予定ですが、1万ドルの罰金や、特に飛行場近傍での度重なる違反者に対する拘留の可能性もあるようです。
また氏は、米国内の法執行官は、この新たな指令の執行を優先するように命ぜられることになるだろうと述べています。特に、50フィート以上の高度を飛行できる5ポンド(約2,275グラム)以上のモデルが対象になるようです。
ただし、小型のトイを安全に楽しむホビイストは対象外です。
2014-04-02 藪 丈二
ラジコン飛行機によるテロの可能性に関しては、先日、tiger22さんが紹介されておられましたが、今回はすべてのドローンやRC飛行機(5ポンド=約2,275グラム以上)の飛行禁止のお触れがアメリカで出されたようです。
発表のタイミングがエイプリル・フールと重なったため疑問視する向きもあるようです。
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米国の連邦航空局は、すべてのドローン&RC航空機の飛行禁止を発表しました。
http://www.helifreak.com/showthread.php?t=613586
即日発表用:
連邦航空局(FAA)は、ホワイトハウス総務局と連携して、無線制御によるあらゆるタイプの航空機を含むすべての無人航空機システム(UAS)を即日禁止する旨を発表しました。
FAAの担当者マイケル・ウエルタ氏は次のようの述べています。
“公共の安全に脅威となるいわゆるドローンによって引き起こされた最近の悲劇的な死亡事故や怪我などの事故のあと、FAAはオバマ大統領と連携してあらゆるタイプの無線操縦航空機の飛行を停止させます。
我々は、モデル航空学アカデミー(AMA)のようなホビイストグループからの法的な挑戦と向き合うことになると思いますが、一方、この「禁止」は、公共の安全に資する最良の方策だと思います。”
ウエルタ氏は、後日この禁止事項の詳細について説明する予定ですが、1万ドルの罰金や、特に飛行場近傍での度重なる違反者に対する拘留の可能性もあるようです。
また氏は、米国内の法執行官は、この新たな指令の執行を優先するように命ぜられることになるだろうと述べています。特に、50フィート以上の高度を飛行できる5ポンド(約2,275グラム)以上のモデルが対象になるようです。
ただし、小型のトイを安全に楽しむホビイストは対象外です。
2014-04-02 藪 丈二