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地震大国の日本に原発が54基も作られたワケ

久しぶりの原発事故ネタです。

私が放射能測定器JB4022を使い始めたのは、昨年3月11日の福島第一原発事故の翌4月下旬からです。その後もずっと自宅での計測は続けてきました。

事故から1年半を経過して、もう放射線量を気にしなくなった方は多いのではないでしょうか。
しかし、待って下さい。本日の我が家(埼玉県)の放射線量はだいたい0.07~0.15マイクロシーベルトです。昨年4月とほとんど変わっていません。日によっては逆に増えています。
当然です、セシウム137の半減期は約30年ですから、事故後2~3年では直後とほとんど変わらなくてあたりまえです。これからも当分この状況が続くのでしょう。(^^ゞ


さて、いま随所で話題になっている「戦後史の正体」という本があります。著者の孫崎享(まごさき うける)さんは各国大使や外務省国際情報局長、防衛大学校教授を歴任された方です。


戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)
(2012/07/24)
孫崎 享

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この本の中に、世界有数の地震大国である日本になぜこれほど多くの原子力発電所が作られたのか、その理由が書かれています。私はこれを初めて知りました。(^^ゞ

1955年12月に原子力基本法が成立し翌56年1月に原子力委員会が設置されて、日本の原子力発電への流れが本格化したのですが、驚くべきことにこの頃は安い原油がどれだけでも手に入ったので火力発電の方がはるかに安上がりでした。それなのに、なぜ原子力だったのでしょう。

それはアメリカの指示によるものだそうです。原子力開発を積極的に推進したのは中曽根康弘氏と正力松太郎氏ですが、二人ともアメリカの利益のために動いたようです。
(これは有名な話ですが、読売新聞の正力松太郎氏はアメリカCIAのスパイで、ポダムという暗号名で呼ばれていました。)

アメリカは1954年3月にビキニ環礁で水爆実験を行います。85マイル離れた場所で日本の漁船第五福竜丸が被爆します。乗組員の死者も出ました。にもかかわらず、アメリカの態度は非常に不誠実で、日本国内の世論はアメリカと原水爆に激しく反発します。

当時、読売新聞に柴田秀利というGHQ(占領軍)担当の記者がいました。正力松太郎の懐刀といわれた人物で、彼もCIAとの関係が疑われています。(最後はアメリカで不審な死を遂げます。)
彼はアメリカ政府に対して「日本には昔から毒は毒をもって制するということわざがある。原子力は諸刃の剣だ。原爆反対をつぶすには、原子力の平和利用を大々的にうたいあげ、それによって、偉大な産業革命の明日に希望をあたえるしかない」と提案し、アメリカがその案に乗ります。

以後、読売新聞が中心となって原子力平和利用キャンペーンが展開されます。世論操作ともいえるでしょう。
その功績からか正力松太郎は入閣し、初代の原子力委員会委員長になっています。

もう一人のキーマンは中曽根康弘氏です。中曽根氏が中心となって原子力委員会設置法や科学技術庁設置法など約8本の法律が議員立法され、日本の方向は定まりました。彼も後に総理大臣になっていますね。

アメリカの意向を受けてこれに迎合する政治家・マスコミ・学者・経営者。原子力平和利用が聞いて呆れます。
当時、CIAからは世論をコントロールするために大量の資金が、これらの人たちに流されていたようです。

この「戦後史の正体」はとても面白い本です。原発問題だけでなく、尖閣や北方領土の問題、TPP問題、日中関係、日米関係、歴代総理大臣が本当にやろうとしたこと等々幅広く書かれており、今の日本の状況を読み解く本当のカギを与えてくれます。

「高校生にもわかるようにやさしく」書かれています。
これからの日本を考えるために、ぜひご一読下さい。


なお、本を読むのが面倒な方は、下のビデオなど如何でしょうか。各約40分あります。
他にもいろいろ関連のビデオがネット上にあります。

戦後史の正体を語る1
http://www.youtube.com/watch?v=FfsWPdWAUR0

戦後史の正体を語る2
http://www.youtube.com/watch?v=g1w8A85L27o



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