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Kindle 版クアッドコプター入門書を読んでの感想。

先にご紹介したKindle版 "Getting Started with Hobby Quadcopters and Drones"を読了しました。無料ダウンロード期間は終了しましたので、今は292円でダウンロード販売されています。
ビギナーを対象にしているので、非常にわかりやすい英文で書かれています。お勧めの1冊です。(^^)




この本は、ホントにクアッドコプターのことしか書かれていません。(^^)

これまでにラジコンのヘリや飛行機を飛ばしたことがなくて、クアッドコプターで初めてラジコンに入門される方を対象にしていますから、クアッドのメカニズム、簡単な整備法、飛ばし方、送信機の操作方法、購入ガイド、アップグレードパスなどクアッドのすべてを網羅し、かつ非常にわかりやすく説明されています。これ1冊でクアッドのことが一通り理解できます。私もとても勉強になりました。
日本語でもこういう入門書が発売されることを期待します。


以下にとりとめのない感想を書きます。

最初に感じたのは、クアッドコプターあるいはマルチコプターがラジコンの独立したジャンルになったということです。
クアッドコプターやマルチコプターは、これまではラジコンヘリの中の1部門として位置づけられていましたが、2012年にマイクロクアッドの新製品が大量に発売されたことからクアッドコプターのファンが世界的に急増し、2013年になって「独立ジャンル」として認定されつつあります。

背景としては、クアッドしか飛ばさない人が新しく登場したことが挙げられます。クアッドは基本的に4CHで操縦が比較的簡単です。安定性とペイロード能力はヘリよりも高くて、カメラを搭載して空撮やFPVを行うにはヘリコプターよりも適しています。ヘリコプターとは違う魅力があると言えます。

飛行特性もヘリとは異なります。このため、従来のヘリファンの中にはクアッドを好まない人もいます。逆にクアッドで十分だからヘリは飛ばさないという人も出現したのです。ですから、ジャンルとして独立させた方が良いとなったのでしょう。
RC Groupsでもマルチコプターをヘリコプター分野から分離独立させています。

著者の Craig Issod 氏もこの本の中に書いていますが、マルチコプターはちょっと前まで組立キットやパーツを購入して自分で組み立てることが当たり前の世界でした。組み立てるためのハンダ付けの技術やソフトウェア設定の知識が必要とされますから、一部のマニアあるいは空撮カメラマン等の専門家が自分で組み立てて飛ばすものと決まっていました。

それが2011年~2012年のマイクロクワッドコプターの登場で激変しました。きっかけを作ったのはWalkera、Blade、WLtoys、Hubsanなどです。中でもマイクロクワッドの初代標準機 Walkera Ladybirdと、2代目標準機 Hubsan X4の出現は衝撃的でした。

これらの買ってすぐに飛ばせるRTF(Ready To Fly)が登場し、同時にここでも価格破壊が進行しました。今では1万円以下で送信機つきのフルセットが購入できてしまいます。

Craig Issod 氏はクアッドコプターをその大きさと重量により、3つのクラスに分けています。マイクロ(Micro)、ミニ(Mini)、フルサイズ(Full Size)です。マイクロの代表はWalkera LadybirdやHubsan X4です。ミニはWLtoys V929とかBlade mQX等のクラスです。

そして最近ではフルサイズにもRTFが登場しつつあります。Parrot AR Droneも良いのですが、普通の送信機ではなくスマートホンやタブレットで操縦するので好みが分かれるかもしれません。
Craig Issod 氏が注目する機体は DJI Phantom です。フルセットで約700ドルです。

http://www.dji-innovations.com/product/phantom/

http://www.sekido-rc.com/?pid=57436955

おそらく本格的なフルサイズ(Full Size)初の完全完成品で、買えばすぐに飛ばすことができます。ただし、最初のクアッドとしてはオススメできません。落とせば壊れますから、最初はマイクロクワッドで十分に練習してから、2機目、3機目として購入された方が良いでしょう。
ここでもヘリと同様に、「価格と維持費の安いマイクロかミニで入門し、慣れたらフルサイズにステップアップする」のがセオリーです。もちろん、私のように「ずっとマイクロ」というコースもあります。(^^ゞ


なお、DJIはカメラやFPV搭載済みのPhantomニューモデルを近日中に発売予定です。価格は約2倍になりますが、いよいよフルサイズ・クアッドもマイクロクアッド並みに手軽に楽しめる時代になりそうです。(^^)


著者の Craig Issod 氏は droneflyers.com というブログを運営していますので、詳しく知りたい方は以下のサイトを直接ご覧下さい。

Drone Flyers - Quadcopter and Multirotor Resource Site!
http://droneflyers.com/





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マルチローターの未来は?

tiger22さん、こんにちは。

現在のマルチコプターは、マイクロから空撮用の大型まで、固定ピッチ機がほとんどですね。

空撮はさておき、ふつうに飛ばして楽しむには、固定ピッチ機は物足りないところがあります。風に弱い、操縦性運動性がイマイチ、などです。

マルチコプターの操縦性・運動性や風に対する進入性(penetration)を向上させる手段として、固定ピッチ/モーター逆転か、可変ピッチか、あるいはさらに先進的な技術が登場するか、ということに興味があります。

(1)以下の動画のクワッドは、固定ピッチですが、モーターを逆転させることにより、背面ホバやフリップができるようです。4モーター、4ESCです。まだ実験段階のようで、量産、市販されるまでには、時間がかかりそうです。

http://vimeo.com/61127136

(2)他方、機械的な制御で可変ピッチとしているのが、Stingray 500です。実質的にはヘリの可変ピッチテールローターとほぼ同じメカニズムのようです(ピッチコントロールのみで、サイクリックコントロールは行わない)。1モーター、1ESC、4サーボです。こちらは8月発売予定です。

http://youtu.be/z7AwYp_onBw

未来的なのは電子制御が徹底している(1)で、ヘキサコプター、オプトコプターにも応用できるでしょうね。ただ、急激な逆転によるモーターへのストレス、各モーターのトルクの変動がフレームに与える影響(フレームの疲労など)が気になります。

(2)はどうしても機械的なロスが大きくなるでしょうね。ただ、現時点では、操縦性、運動性は(2)が上のような気もします。

Re: マルチローターの未来は?

cvlexさん、こんばんは。

可変ピッチのマルチローターは楽しみですね~。
私も興味津々です。
ただ、腕がついていきそうもないので、がんばってヘリで練習を積みたいと思います。(^^)


Kindleで本を出版しまhた

tiger22さん
Hikariといいます。いつもブログを読ませてもらってます。
アマゾンのKindleで本「マルチコプターを作ろう」を出版しました。クアッドコプターを対象にMultiWii V2.3の設定、GPSとBluetoothモジュールの活用、Frskyモジュールを使用したテレメトリーについて解説しています。良かったら一度確認してみてください。
Hikariのホームページは
http://www.stpchikari.com/multicopter.html

Re: Kindleで本を出版しまhた

Hikariさん、こんにちは。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ホームページ拝見しました。
私が途中で挫折したMultiWiiですね~。(^^ゞ

Kindle本としては強気の価格設定のようですが、売れると良いですね。
これからもよろしくお願い申し上げます。

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好きなもの・・・蕎麦、JUDAS PRIEST、確率論、タイガー戦車。

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