ハイテック版 X6 送信機の取扱説明書について

これまでに私が、ハイテック版 X6 送信機の取扱説明書(ver1.1k 20151119)について気づいたことを、いったんまとめておきます。

全般的には、使われている紙が良く印刷も明瞭、図解はわかりやすくて、文章もコンパクトにまとまっています。ラジコンの経験者が読めば普通に理解できると思います。

最大の問題点は、前にも書いたように、「スティック・キャリブレーションの方法」が書いてないことです。これは送信機の取扱説明書の必須項目であり、英語版のマニュアルには当然書いてあります。この取扱説明書に従ってモード変更を行うと、モード 2 派の人はキャリブレーションが狂ってしまい、まともに操縦できなくなります。
ハイテックさんがなぜこんな重要事項を書き漏らしたのかは、ホントに謎・謎・謎です。(笑)

2番目の問題点は、この取扱説明書はビギナーには難解であろうと思われることです。理由はラジコンの基本用語、たとえば、アイドルアップ、ジャイロ、スロットルホールド、D/R(デュアルレート)、EXP(エクスポネンシャル)、サブトリム、スロットルカーブ等々の説明がほとんどされていないことです。これではビギナーは理解できません。
X6 送信機は、6チャンネルのコンピュータ送信機の入門機という位置づけになります。ビギナーが使うことが多いでしょうから、ビギナーを想定したわかりやすい説明が望まれます。

その点、中華英語版のマニュアルの方が多少とも良いようです。たとえば、下は EXP(エクスポネンシャル)とスロットルカーブの説明の部分ですが、ご覧のように図解をまじえて具体的に説明されています。

160503_1 中華英語版のマニュアル


XK X6 送信機のディスプレイには、カーブをグラフィカルに表示する機能がありません。だからこそ、取扱説明書では図解が必要だと私は思います。
まあ、どこのメーカーの送信機の取扱説明書も難解なことに変わりはありません。ハイテック版 X6 送信機が特に悪いというわけではありませんので、誤解なきようにお願いします。

3番目は、中華英語版には説明があるにもかかわらず、ハイテック版では説明を省略している部分があることです。たとえば、この送信機をシミュレータのコントローラとして使う方法や、工場出荷時の状況に復元する方法などです。

4番目は、ジャイロに関する記述があいまいで、よくわからないことです。

「Gyro(ジャイロ)は 5ch にジャイロ感度調整用のコードを接続した場合に、1軸ジャイロの感度を送信機側で調整する機能です。 ※ XK シリーズの機体のジャイロ感度は調節できません。6Gモード 3Gモードの切り替え設定のみ変更可能です。」と書いてあります。

非常にわかりにくく誤解を誘発しそうな日本語です。XK ヘリコプターにはジャイロ感度を調節する「つまみ」がありません。ですから機体側では感度調節ができないということなのでしょうか。しかし、英語マニュアルを読むと、送信機でジャイロ感度調整が可能と書いてありますし、下の RC Groups の記事を読むと、XK 送信機でジャイロ感度調整をやれているようです。

過去記事「XK-X6 送信機の疑問 _3」参照。
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-entry-3498.html

一方、Futaba 送信機で飛ばす場合、Futaba 送信機のジャイロ設定は N 100%(6G)と A 100%(3G)などにしないと機体が安定しないようなので、ひょっとすると細かいジャイロ調整ができないのかもしれません。とにかく、ハイテックのこの取説の説明は言葉足らずで、よく理解できないのは確かです。
このジャイロ設定の問題は、もっと詳しく調べてみる必要がありそうです。^^;

5番目は、送信機のスティックモードを変更する時に、モデル 0 にしてから変更しないと、モデル 0 だけがモード変更されないことが、取扱説明書に記載されていないことです。(過去記事「ハイテック版 X6 送信機のモード変更」参照)


現在のところ、私が把握している問題点は以上の 5つです。問題点ばかり書いたので、「X6 送信機って難しそうでイヤだな」と思う方がいるかもしれませんが、それは誤りです。前記のように X6 送信機だけではなく、ホビー用のラジコン送信機はどれも難しいものです。少し使ってみたところ、X6 送信機は予想以上に使いやすい良い送信機だと、私は思いました。(^_^)

たとえば Futaba T6J 送信機のマニュアルをダウンロードして読み比べてみて下さい。これは S-FHSS 方式ですから、X6 送信機ユーザーの方にも役に立つと思います。

Futaba T6J 送信機の取扱説明書
https://rc.futaba.co.jp/dl_manual/data/propo_air/6j.pdf

さすが Futaba さんだけあって、取扱説明書の用語説明などは充実しています。(^_^)


最後に、ハイテック版取扱説明書しかお持ちでない方は、Banggood の商品ページ最後のあたりに中華英語版マニュアルのダウンロード・リンクがありますので、そちらから入手しておいた方がよろしいでしょう。(*^_^*)

XK K100 K110 K120 K123 124 RC Helicopter Transmitter XK.2.X6.001




【2016年5月16日 追加】

6つ目の非常に大きな問題点を発見しました。取扱説明書(ver1.1k 20151119)の 10ページ、「sub.Trim(サブトリム)」の説明が完全に間違っています。(笑)
もはや弁解不能レベルの大失態です。ハイテックは大至急、X6 送信機の取扱説明書を大改訂して、ウェブページでお詫びするとともに訂正するべきでしょう。




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X6送信機について

tiger22さん おはようございます。

X6送信機に関する微に入り細にわたる解説、誠にありがとうございます。
K110フライヤーにとって、まさにバイブルになることでしょう。

問題点の④についてですが、この機種はおそらく、ジャイロ感度設定は
無視してもよいのだと思います。

Bladeマイクロヘリ(NanoCPX mCPX mCPX BL)を思い出すのですが、
これらの機種はジャイロ感度設定はありませんでした。したがって、
送信機側の「GYRO」設定は、「INH」に設定していました。

一方、AlignのTREX-150DFCの場合はヘッドロックジャイロの一種である「AVCS」ジャイロを搭載していますが、ノーマルで45%、3Dで40%のジャイロ感度設定を行っていました。

このように、ヘリメーカーによってそれぞれ独自の設計思想に基づいて
マイクロヘリを製作しているのでしょうから、マニュアルに従っても問題はないのだろうと想像していますけれども、「設定不要の理由」のノーティスがあってしかるべきでしょうね。

Re: X6送信機について

藪 丈二さん、こんにちは。

Futaba 送信機での XK ヘリコプターのジャイロ設定については、いろいろな報告が上がっていて、何が真実かよくわかりません。細かい調整ができるという人もいますし、できないという人もいます。(^_^)

しかし、X6 送信機には、ジャイロ感度調整の機能があるのは間違いないようです。
X100 クアッドはX6 送信機で細かくジャイロ調整できるようですが、これも事実かどうかは未確認です。
おっしゃるとおり、X6 送信機で飛ばす分にはデフォルト設定のままにして、ジャイロのことは気にしなくて良いと思います。

X6 送信機はオモチャ送信機とは違って、ホビー用送信機に近い機能を持っているので、もう少し充実したマニュアルが欲しいところです。

Re: 承前

藪 丈二さん、ありがとうございます。

ジャイロ設定に関するコメントは本文に移動させていただきました。(*^_^*)

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