「トモダチ作戦」福島原発被爆訴訟の経緯について。

5月19日付記事、YAHOO! ニュース「小泉氏が涙 トモダチ作戦の健康被害「見過ごせない」」の続きです。

「トモダチ作戦」で被爆した米国海軍の方たちに、どんな健康被害が出ているのか知りたくて、ネット検索してみました。
「あまのじゅく」というブログが、これに関する海外報道を詳細に翻訳されているのを発見しました。
読んで驚きました。衝撃的です。「小泉元首相が涙した」というのも理解できました。
「あまのじゅく」から少し引用させていただきます。


------ 引用開始 ------

2013年12月22日付 ニューヨーク・ポスト

米空母ロナルド・レーガンに搭乗して「トモダチ作戦」に参加した水兵 Lindsay Cooper の証言。

 ・「飛行甲板に立っていると、温かい突風が吹いて来て、突然雪が降り出した。」雪は金属の味がした。「放射性の雪だ」とふざけていた。だが、今や「甲状腺の具合が悪く、体重が1ヶ月で約30キロ落ちたか思うと、次月に元に戻ったりする。月経周期が一回に6ヶ月も続く。妊娠もできない。心身を破壊されてしまった。」

 ・空母レーガンは、放射能汚染のため、日本・韓国・グアムへの入港を拒否され、タイが受け入れるまで 2ヶ月半の間海上を漂っていた。その間、乗員らは激しい下痢に苦しんだ。「みんな、廊下で糞を垂れていた。」


 ・船体の放射能を測定する任務に割り当てられた Michael Sebourn の証言によれば、放射能は非常に危険なレベルであった。ある時など、空気中の放射線が、安全とされるレベルの300倍を示したという。同氏は、酷い鼻血や頭痛、身体が衰弱していく病などを患っている。身体の右半身の力を60%失い、手足が目に見えて縮んでしまった、という。

 ・東電を訴えている原告団の Paul Garner 弁護士によれば、70人以上の水兵が何らかの放射線性の病を患っており、その内、半数以上が何らかのガンである。白血病、精巣ガン、子宮出血、ポリープなど甲状腺の病、などが観られる。次月にサンディエゴの連邦裁判所で行う予定の再提訴では、原告が70人を超える見込み。

------ 引用終了 ------


「トモダチ作戦」で被爆したのは空母ロナルド・レーガンです。2014年2月20日付 RT (ロシア・トゥデイ)によれば、「トモダチ作戦に参加した米空母レーガンの乗組員は、救助活動中に高レベルの放射能に被曝。海岸から100海里離れていた空母上で、平常時の30倍超の空間線量を観測。10時間被曝すれば、甲状腺に異常が起きるレベルであったという。」とあります。

また、2014年4月6日付 Orange County Registerの記事では、「空母レーガンは現在サンディエゴに停泊中だが、あまりにも放射性が高いため、海に沈めるべきだと主張する者もいる。同空母は、トモダチ作戦終了後に環太平洋諸国から [放射性が高いことを理由に] 寄港を断られ、何週間も太平洋を漂流した経緯がある。同空母の母港が、今年にも日本の港に移される予定。」とのこと。

そして、空母ロナルド・レーガンは予定どおり、現在は横須賀を母港としています。放射能は本当に大丈夫でしょうか? 横須賀が心配です。



2014年2月11日付 Nuclear Hotseatによると、原告側弁護士は次のように言っています。
「我々の意図は、原子力産業を裁判にかけることにある。同産業が『原子力は安全だ』と偽ったことが、この事故を引き起こした。東電は、福島第一原発は安全だと日本国民に保証していた。実際には、原発は安全ではなく、地震や津波の猛威には耐えられない。原発は、世界と地球全体を脅かすものだ。」




2014年2月8日付 米NBC、同 7日付 英テレグラフによると、原告団の主張は、「東電は、米国の初動対応者たちが有害な放射線にさらされると認識していながら、それを連絡しなかった。東電には、福島原発の近くにいた、または近くに向かいつつあった全ての人に、すでに発生・進行中だったメルトダウンによる放射能の危険について、知らせる義務があった。東電はこの義務を怠り、過失により原告らに傷害・損害を負わせた。」



以下は、「あまのじゅく」の関連記事へのリンクです。「あまのじゅく」さんの労作ですから、是非全文を読んで世界のマスコミが何を書いているか知って下さい。日本の新聞やテレビが伝えない、ナマの海外情報が翻訳されています。


【フクシマ・タイムズ】 2015年3月11日 TBS報道特集「震災4年」 
http://amanojuku.com/?p=4010


【フクシマ・タイムズ】 2015年2月16日 トモダチ作戦水兵 独誌報道
http://amanojuku.com/?p=3983


【フクシマ・タイムズ】 2014年12月1日 トモダチ作戦水兵に2人目の死者
http://amanojuku.com/?p=3890


【フクシマ・タイムズ】 2014年11月3日 トモダチ作戦裁判 続行決定
http://amanojuku.com/?p=3871


【フクシマ・タイムズ】 2014年8月20日 トモダチ作戦 健康調査報告
http://amanojuku.com/?p=3814


【フクシマ・タイムズ】 2014年6月22日 トモダチ作戦水兵に初の死者
http://amanojuku.com/?p=3789


【フクシマ・タイムズ】 2014年4月20日 トモダチ作戦 星条旗から被曝
http://amanojuku.com/?p=3716


【フクシマ・タイムズ】 2014年4月14日 トモダチ作戦訴訟 続報
http://amanojuku.com/?p=3703


【フクシマ・タイムズ】 2014年2月23日 米軍の機密文書廃棄
http://amanojuku.com/?p=3414


【フクシマ・タイムズ】 2014月2月9日 トモダチ作戦訴訟 再提訴
http://amanojuku.com/?p=3192


【フクシマ・タイムズ】 2014年1月15日 トモダチ作戦 水兵の証言
http://amanojuku.com/?p=2830


【フクシマ・タイムズ】 2014年1月12日 トモダチ作戦 裁判続報
http://amanojuku.com/?p=2811


【フクシマ・タイムズ】 2013年12月27日 NSAは海軍に情報隠しか?
http://amanojuku.com/?p=2752


【フクシマ・タイムズ】 2013年12月14日 トモダチ作戦裁判
http://amanojuku.com/?p=2640





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トモダチ作戦は不可思議な行動ですね

レーガン乗組員の被曝は東電福島事故原発(爆発した3号機など)から放出された放射性ガス由来ではなく、3.11地震津波の震源域の海上に立ち上った高濃度放射性ガス由来であるかもしれないと疑われるのは、米ハフィントンポストの取材に応じたレーガン乗組員の証言から明らかです(注1)。さらに、2013年時点では100人であった訴訟者(注2)は2016年現在400人となっています

3.11事件当時の米空母レーガンは、東電福島事故原発3号機爆発時は、遠く離れた三陸沖に移動しており、3号機爆発の影響はほとんど受けていないのです、だから、彼ら訴訟者は1号機の爆発で被曝したと主張していますが、1号機の爆発は、典型的な水素爆発であり、放射性ガス放出はほとんどないのです、もし深刻な放射性ガス放出があったら、事故当時、現場にいた東電職員はみんな死んでいます。
また、レーガン乗組員の救援活動は東電福島事故原発から遠く離れた三陸海岸の津波被災地で行われており、彼らは東電福島事故原発には行っていないのです。
(注1)http://www.huffingtonpost.com/harvey-wasserman/documents-show-the-navy-k_b_4859290.html
(注2)http://www.huffingtonpost.jp/2013/03/11/story_n_3176752.html

正確な情報を

まずは東日本大震災時に救援活動に参加した方々に感謝と敬意を表させていただきます。
そしてそのなかで病に苦しまれている人々がいるのは心痛の極みです。
しかしながらこのての話は科学的根拠に乏しい物が多く、文面通りに受け止め難いのも確かです。
核攻撃に晒される事を想定されている米海軍空母がそんなに放射線に対して無防備な運用をするものでしょうか?
原発事故を想定すらしていなかった国の人間が言えた義理ではないかも知れませんが。

Re: トモダチ作戦は不可思議な行動ですね

ペッカーさん、hiro_worksさん、コメントありがとうございます。

この件については、国内にほとんど情報が流れていないようで、私を始めとして初耳の人も多いのではないでしょうか。
個人的な関心から、今回は情報を検索してみました。
原発問題は政治マターなので、立場が違えば見解の相違が出るのは当然です。

事実関係も含めて、裁判の行方を見守りたいと思います。
原因が何であれ、「トモダチ作戦」に参加して、病気で死亡したり、今も苦しむ方々は、本当にお気の毒だと思います。

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