ArchmageAUさんの「シミュレータによる6ヶ月訓練法」(藪 丈二さん) _2

恐 怖(Fear)

 この訓練法は、実機を飛ばす際の恐怖を、完全に除去できるとは言わないまでも、軽減させる手助けにはなります。

 恐怖を感じる要因となるものには幾つかあるようです。それは一種の状況的な、例えば、世間体(馬鹿に思われるのではないか)、金銭的(クラッシュで家計に響くのではないか)、事故(怪我をしたらどうしよう)などの潜在意識が恐怖の要因となるようです。
シミュレーターに重きを置く訓練では、これらの脅威をほとんど感じなくて済む利点があります。如何にして無意識のうちにヘリを操縦するのか、どのようなときにヘリが操縦不能になるのか、また如何にして危機から脱出するのかなど、恐怖を感じることなく操縦技術を習得できます。



送信機の操作法(Transmitter handling)

 この訓練では、皆さんはすでにテール・イン・ホバリング(管理人注: ヘリコプターの後方から操縦して、ヘリをホバリングさせること)が出来るものと仮定します。

 私はスティックを親指と人差し指との2本指で扱っていますが、万人向けでは勿論ありません。トップ・パイロットの何人かは親指でスティックを操作しています。

 私は、2本指操法のほうがより正確に操作できるように思いますし、ネック・ストラップもトレーも使用しないで送信機を操作しています。但し、私の指は細く長いです。(ピアノの鍵盤を1オクターブ以上の幅を確保できます。)
 
 2本指操法の利点に関しては、“1st U.S. R/C Flight School-transmitter handling”をご参照ください。
http://www.rcflightschool.com/TransmitterHandling.pdf


【管理人注:】
2本指操縦法は今では米国などでかなり普及しているようです。 2本指操縦法を推奨した上記 "1st U.S. R/C Flight School"の教科書が発売されたのは 2012年です。tiger22は 2013年にその教科書を購入し 2本指操縦法に変更しました。詳しくは以下をお読み下さい。

「今日から送信機の持ち方を変更しました。」
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-entry-1774.html

「送信機のアメリカンな持ち方について」
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-entry-1794.html



送信機のモード(Transmitter mode)

 私はモード2を使用しています。皆さんにもこのモードをお勧めします。私の国(管理人注: オーストラリア)ではモード1が主流ですが、インストラクターがモード2を使用していたためモード2を選択しました。ビギナーもモード2のほうが早く上達します。

 モード2の場合、すべてのサイクリック制御(前進/後進/左/右)は右側のスティックで行います。大半のインターネット・インストラクション・ビデオもモード2です。米国における大半のHeliFreak読者はモード2を使用しています。


【管理人注: 下のカテゴリも参考にして下さい。】

「モード1とモード2」
http://tiger22618.blog104.fc2.com/blog-category-49.html



シミュレーターのセットアップ(Sim setup)

 皆さんがシミュレーター上で行っていることは、実際の現場で行うのとまったく一緒です。
 指自身は、今はシム(シミュレータ)なのか実際なのかの違いが判りません。
シミュレーター送信機のスロットル・ホールド・スイッチの位置が、実際に使用する送信機の位置と同じ場所にあるのが理想的です

①Heli-X
 私の好みは、Heli-Xです。このシムは、JavaをベースとしてWindows,Mac,Linuxで作動します。Heli-Xのホバリング・モードでは4方向からのインプット、すなわちエレベーター(前進/後進)、エルロン(左/右)、ラダー及びコレクティブ、ロテーション・レート、方角、ホバー高度の入力が可能です。値段は50ユーロです。

 好みに応じてホバリング・トレーニング・サークルを移動できますし、スタート位置を編集できます。デフォルトでは、ホバー・トレーニング・サークル内に位置しています。
Heli-Xでは、もしサークル外でふらふらしていると、クラッシュして、選択された高度及びオリエンテーションと一緒に開始位置にリセットされます。


②PhoenixRC
PhoenixRCの場合、ホバー・トレーニング・モードを使用しません。Heli-Xと異なり、4種類の入力(エルロン、エレベーター、ラダー、コレクティブ)を独自に制御できません。
 ホバー・トレーニングでは、コレクティブを固定した状態で、エレベーター、エルロン、エレベーター&エルロン、エレベーター&エルロン&ラダーなどの制御が出来るようになっています。また、Phoenixの場合“ホバーエリア”がありません。
したがって、ホバー・トレーニングには不向きです。


③RealFlight
RealFlightシムのホバー・モードの使い勝手は抜群ですが、Heli-Xのレベルには達していません。RealFlightを使うのであれば、ホバー・トレーニング、メディアム・サークル、ショート・リセット・ディレー、ランダム・アップライト・オリエンテーション、スロットル、ピッチ、ロール、ヨーの制御を使用しましょう。

旋回を一定にするには、送信機のラーダー・トリムを調整する必要があります。
シム・メニューでは、物理的な難易度、例えば飛行速度の増減などをセットします。


【管理人注】
著者の ArchmageAUさんは RealFlightを使った経験がないようです。RealFlight 6.5のマニュアルとビデオを見ただけで、上記のように評価しています。tiger22は Heli-Xが好みではありません。ビギナーには少し難しいです。RealFlightは飛ばしやすくて、ホバリングとオリエンテーションの練習メニューが充実していますので、ビギナーにオススメできます。値段が高いのが難点です。PhoenixRCは良いシミュレータですが、ビギナー用の練習メニューが貧弱で、スロットル(ピッチ)への反応が少し敏感に感じられます。なお、藪 丈治さんは PhoenixRCを使われています。PhoenixRCは Bladeの公式?シミュレータなので、Bladeの機体が充実しており、アメリカではとても人気があります。



 皆さんはどのシムを使用するにしろ、スピードを減じる要領を確認しておく必要があります。また、オート・ピルエット/旋回モードを有しないシムを使用するときは、送信機でシミュレートできる場合があります。

 シムには、指定した入力(コレクティブとラダー)を引き継ぐ機能や、送信機からのコレクティブ制御でホバリング高度をセットできる機能が求められます。
 背面飛行においても、ホバリング高度を維持できることが求められます。

 シムでは、600サイズ以上のヘリを使ってください。また、常にアイドル・アップ(スタント)を使用するようにしてください。なぜならトレーニング・セッション終了後の“プレイ・タイム”時に、フリップやロールで遊ぶ機会があります。

 アイドル・アップにしていないと、機体をインバーテッド(背面)にしたときモデルのモーターが停止してしまいます。また、アイドル・アップにしている場合、モーターを停止する時はスロットル・ホールド・スイッチを用います。
皆さんは、初期の段階からこの要領に慣れておいてください。


ジャイロに関してですが、レート・モードは使用しないでください。レート・モードにしておくと、後進フライトや横方向フライトがうまくいきません。“風見鶏効果”を使用するよりも、積極的にテールの舵を切る訓練に習熟しましょう。





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