EU(ヨーロッパ)のドローン規制案に、超ビックリ!!

2016年9月29日に Drone Insider というウェブコミュニティに掲載された記事を、適当に省略しつつ翻訳してみました。

http://droneinsider.org/new-easa-drone-regulations-threaten-kill-uk-european-drone-industry/


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New EASA Drone Regulations – Threaten to Kill UK and European Drone Industry
(新しい EASA ドローン規制 - 英国とヨーロッパのドローン産業が殺される)


Drone Insider
September 29, 2016

If you are a UK Citizen please Sign this petition!!!
(あなたがイギリス人なら、この請願書(petition)にサインして下さい!!!)


最近、EASA(European Aviation Safety Agency、欧州航空安全局)から公開された新しい一連のルール(規則)があります。一連のドローンの恐怖と安全性への不安に対して、彼らはプロトタイプ(prototype)と呼ばれる、安全規制についての分厚い文書をリリースすることに決めました。最初の文書は 72ページあり、さらに 60ページの説明文書があります。残念なことに、それは私たち DIY(自作)ユーザー、つまり実際にはほとんどが安全に配慮し努力している人たちを、ターゲットにしているのです。

それがドローンのコミュニティにこれほどの驚きを与えた理由は、直前バージョンの文書 - The Technical Opinion - では、無人ドローン(Unmanned Drones)と模型航空機(model aircraft)で規制内容に差を設けると言っていたからです。しかし、その後 EASA(欧州航空安全局)は、この 2つを区別することが出来ないので 2つまとめて一緒に半ば禁止にすると、述べたのです。

FPV(First Person View)についての、無人航空機運用(Unmanned Aircraft Operations)に関する EASA(欧州航空安全局)のプロトタイプ(Prototype)委員会の規則(Regulation)は、ハードウェアでドローンを操縦者から 50m と 100m 以内に制限し、自作の模型航空機とドローン(Homebuilt model aircraft and drones)の重量を 250g に制限することにより、ヨーロッパのドローン産業を破壊します!


The Main Regulations(主な規制)

規制案では、UAV(unmanned aircraft、無人航空機)は次の 3つのカテゴリに区分されます。

Open カテゴリ
このカテゴリは、低リスクで事前の飛行許可を必要としない航空機のためのものです。このカテゴリはさらに、4つのサブ・カテゴリに分類されます。

1. A0
2. A1
3. A2
4. A3


Specific カテゴリ
このカテゴリの航空機を飛ばすには、関係当局の許可が必要です。


Certified カテゴリ
これは軍用ドローンに関するものですから、ここでは説明を省略します。



The Open category - DYI and AP ships
(Open カテゴリ)


Open カテゴリは、すべてのホビードローン愛好家に影響しますので、詳しくみていきましょう。

あなたが自作のドローンを飛ばしたい場合、A0 カテゴリに準拠する必要があります。すなわち、

 ・ 重量は 250g 未満
 ・ 最高速度は秒速 15m(時速 54km)未満
 ・ パイロットから 100m 以上離してはいけない
 ・ 高度は最大 50m まで

これは、レーシング・クアッドの大半が禁止されることを意味します。レーシング・クアッドは少なくとも 2つの基準に違反することになりますから。
A1 ~ A3 カテゴリでは、自作ドローンの使用自体が禁じられています。

しかし、A1 ~ A3 カテゴリに関する規制案は次のとおりです。


1.A1 -“Phantom”カテゴリ
 1. 最大電圧 24V
 2. 最大重量 25kg
 3. actively limited(積極的制限 ?)は 50m


2.A2 カテゴリ
 1. A1 カテゴリと同じだが、以下が追加変更される
 2. 最大電圧 48V
 3. オートリターン機能が必須 (return to home)
 4. ジオフェンス・システム(geofencing system)が必須
 5. 訓練が必須


3.A3 カテゴリ
 1. A2 カテゴリと同じだが、以下が追加変更される
 2. actively limited(積極的制限 ?)は 150m
 3. 14歳以上でなければならない
 4. 故障してはいけない - つまり、すべてにおいて完璧な冗長性が必要!!! - まったく非現実的!


A1 ~ A3 カテゴリで飛ばすためには、あなた自身を各国の航空当局(イギリスでは CAA)で登録する必要があります。また、すべての模型航空機(model aircraft)も一種のミニトラスポンダで登録する必要があります。模型航空機愛好者にとっては、これは明らかにあまりにも高価であり非現実的です。ドローンがどのカテゴリに該当するかは、EASA(欧州航空安全局)によって決定されます。


このビデオで詳細が説明されています。

(ビデオ)Unmanned Aircraft to be limited to 50m height by EASA Prototype Commission Regulation on Unmanned Aircraft Operations!
https://vimeo.com/184752149



Conclusions(結 論)

これらは決定ではないとはいえ、ムチャクチャで最悪の規制案であり、イギリスのドローン市場とコミュニティ、およびヨーロッパ全域のコミュニティを完全に破壊するパワーを持っています。この規制案が、ドローンホビーとすでに我々が行なっている大規模な安全対策を知らない人々によって書かれたのは明らかです。

最大の問題は、これは明らかに政治的インセンティブが働いていて、非選出の大臣や官僚たちの怠惰や無能を隠すためにあまりにも行き過ぎた内容になっていることです。イギリスにとってさらに悪いことには、EU から離脱してもこれには何の影響もないことです。というのは、article 50 が起動される前にこの規制が発動するように決められていて、CAA(民間機航空安全局)はこの規制を採用するからです。

もしあなたがこれを米国、オーストラリア、その他の世界各地で読んでおられる場合は、あなたも EASA に電子メールを送って抗議して下さい。というのは、もしこの規制案が通ると、世界各国に影響を与えて全世界のドローンホビーが死滅させられる可能性があるからです。


What you can do:(あなたにできることは:)

この問題について、 UASPrototypeRule@easa.europa.eu にメールを送って下さい。他人のメールをコピーしてはいけません。あなた独自のメールでないと数にカウントされません。


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かなり適当に翻訳してみました。最後のメールは期限が 10月中旬だったようですから、今からでは間に合わないかもしれません。

私自身、EU のドローン規制の記事はこれしか読んでいないので、詳しいことは何も知りませんし翻訳に誤りがあるかもしれませんが、この案どおりに決まると世界のドローン規制が新たなレベルに移行しそうで恐いです。今読んだばかりですが、大急ぎでみなさんにお知らせすることにしました。


上記のように、A0 カテゴリは登録不要ですが、A1 ~ A3 カテゴリは操縦者および機体を政府機関に登録する必要があります。お金もかかるし手間もかかります。

最悪なのは、パーツを買ってきて自分で組み立てる自作機が、すべて A0 カテゴリに押し込まれていることです。対象は狭義のドローンだけでなく、ヘリを含む空ものラジコン全体のようです。

①「空ものホビー」が重量 250g 未満に制限されます。250g 以上のラジコン機を自作することは禁止されます。いわゆるキットは、自作機の扱いになるのでしょうか?

② 機体までの水平距離 100m、高度 50m 規制はキツイですね。これじゃオモチャしか飛ばせません。

③ 最高速度が秒速 15m(時速 54km)未満となると、確かにドローンレースは全滅・・・。


ヨーロッパのドローン規制の行方が、とても気になります・・・。





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No title

レーサーに関しては実際自分でも飛ばしていて良くわかりますが公共の場(公園という意味ではなく、柵がやネットで区切っていない誰でも立ち入れる場所・河川敷や空き地等)で飛ばしていて知らない人にぶつかったら100%怪我をするだろうなと思います。
とんでもない速度で一瞬で大きな石がぶつかる様な物ですから。
実車のレースに例えると、公道でのレース行為は一般的には禁止されていますよね。
河川敷も同じで知人の警官によると柵で立ち入りを禁止してない場合は上記の理由(=誰でも立ち入れる)で公道と定義されるそうです。案件のプライオリティが低いので特に通報がない限りは取り締まらないそうですが。

ドローンレースも海外ではインドアで行われるパターンが増えてきました。
インドアで行うメリットとしては

・防護ネットなどで安全をとれる。
・室内なので航空法が適用されない。
・Flyawayしても最悪の場合天井か壁で止まる
・夜間でも開催できる
・一定のレギュレーションになる
・天候に左右されない
・季節に左右されない

他にも上げれば遊んでいる施設の有効利用などいろいろあるとおもいます。
こういったインドアサーキットがどんどん増えてくればDIYだろうがPNPだろうがRTFだろうがそう悲観することはないと思います。

ただし、レーサーに限ってですが。
煽りをくらって今まで特に問題になっていない模型航空機が飛行不能になりそうなのはとても残念な事だと思いますね。
臭い物に蓋をする というのはどうやら万国共通の対応だと痛感しました。
DIYレーサーは現在インドアマイクロとフルサイズと二極化してきていますが、今後はどんどんインドアマイクロが流行るでしょうね。

結局一番悪いのは出歯亀根性でいろんなところで飛ばしまくって迷惑かけてる空撮カテゴリだと思いますよ。

Re: No title

おっしゃるとおりですね。

私は EU のドローン規制案が、ブーメランのように跳ね返って世界中に影響を与えることが恐いです。自作機を 250g に制限するなんて、これが本当なら大変なことです・・・。日本でもこれが適用されたら、自作ラジコン機は全滅です。

だから、我々はもっと詳しくヨーロッパの規制案を調べる必要があります。
日本のラジコンヘリ・ホビーまでが、とばっちりを受けるのは耐えられませんから。

空撮ドローンがドローン問題の元凶であるという意見には私も賛成です。
FPV やドローンレーサーは明らかにラジコンホビーの延長ですが、「空飛ぶカメラ」は本来ラジコンとは全く異なる物です。
ただ、FPV となると、空撮クアッドとドローンレーサーのちょうど交差点に当たるので、実に微妙な雰囲気があります・・・。

しかし、電波法や航空法でどれだけ規制が強化されても、ホビーユーザーはそれをくぐり抜けて、しぶとく生き残ると思います。私はそれを確信しています。最悪の場合、このホビーは完全に地下に潜ることになるでしょう・・・。(*^_^*)

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