「オープンソースの OpenTX」と「FrSky バージョンの OpenTX」

ラジコンの世界でオープンソース・プラットフォームと言えば、普通はオープンソースの送信機のことを言います。今なら Frsky(フリースカイと発音)の Taranis 送信機か Turnigy 9XR PRO 送信機になるでしょう。Turnigy や FlySky のいわゆる「9X 送信機」もありますが、ハードウェア的にかなり古くなっていますから、これから買うべきではありません。

オープンソースのファームウェアで有名なのは OpenTX と ErSky9x(Er9x)です。これらは、Futaba 等のメーカー製送信機に搭載されたファームウェアに較べると、非常に高性能でかつ自由度が高いという特徴があります。自由度が高いというのは、1つのことをやるのに方法がいくつもあるということです。たとえば、スロットルをリバースに設定する方法さえ、複数存在します。モデルデータの設定はまさにプログラム作業になりますので、ひと言で言えば難しいです。

ビギナーの方が初めて買う本格的送信機として Taranis 送信機を選ぶと、無駄に苦労することになるでしょう。やめた方が良いです。ビギナーの方は、最初の 1台は詳しい日本語説明書のついた Futaba 等の有名メーカー製送信機を買いましょう。
Taranis 送信機や Turnigy 9XR PRO 送信機などのオープンソースの送信機は、普通の送信機を使えるようになってから、2台目以降の送信機として検討しましょう。

さて Taranis 送信機には OpenTX ファームウェアが搭載されていますが、これはオープンソースの OpenTX ファームウェアではありません。非常に紛らわしいのですが、これは OpenTX を元にして FrSky社が独自開発したバージョンです。一般には「FrSky バージョンの OpenTX」と呼ばれています。
下が私の Taranis X9D Plus 送信機 のスプラッシュスクリーンです。

170205_1 Taranis X9D Plus


搭載されていた「FrSky バージョンの OpenTX」はご覧の通りです。
FrSky バージョンのファームウェアは、送信機の機種ごとに存在します。

170205_2 Taranis X9D Plus


Taranis 送信機や Turnigy 9XR PRO 送信機はオープンソース・プラットフォームなので、「オープンソースの OpenTX」ファームウェアをインストール(ファームウェアの場合はフラッシュと言います)することが可能です。
つまり、Taranis 送信機を買ったら、そのまま「FrSky バージョンの OpenTX」を使い続けても良いし、「オープンソースの OpenTX」ファームウェアをフラッシュして使っても良いです。好きな方を選べます。

OpenTX ファームウェアは、世界中のボランティアによって現在も継続して開発が進められていますので、常に改良が行われており、リビジョンのアップが年に何回もあります。一方「FrSky バージョンの OpenTX」のリビジョンアップは年に 1回くらいでしょうか。

私は Taranis X9D Plus 送信機を買ったばかりなので、当分は「FrSky バージョンの OpenTX」を使うつもりです。FrSky版の OpenTX が理解できたら、次のステップで「オープンソースの OpenTX」に移るつもりです。


なお、Taranis 送信機の使い方には、3つの方法が考えられます。

1. 普通の送信機のように、Taranis 送信機を単独で使う。
ファームウェアのバージョンアップがあれば、コンピュータを使って SD カードにダウンロードし、その SD カードを送信機に装着してアップデートを行う。

2.「FrSky バージョンの OpenTX」を搭載したTaranis 送信機で Companion エディタを使う。
Companion エディタは、モデルデータの設定、保存およびシミュレータとして使用します。Companion エディタは非常に便利ですが、これを使うためにはパソコンが必要になります。

3.「オープンソースの OpenTX」を搭載したTaranis 送信機で Companion エディタを使う。
Companion エディタの全機能を使うことができます。パソコンが必要です。


冒頭で OpenTx は難しいと書いたのですが、モデルデータ等のEEPE ファイルが下のウェブサイトからダウンロードできます。これらの中には、そのまま使うことができるものもあるでしょう。また、プログラム理解の参考になります。(^_^)

http://rcsettings.com/






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Taranis 9D PlusとBlade機について

tiger22さん こんにちは
前線が南下し、今日あたりは気温も下がって過ごし易くなっていますが、御地は如何でしょうか。

さて、tiger22さんが最近ゲットされたTraranis 9D Plusの記事を漁ってみているところです。
S社のDXシリーズと比較しても、遜色がなさそうで、かつ安価でよさそうですね。

Open Tx for FrSky Taranisのマニュアルを見て、気付いたのですが、
External RFの箇所では従前と同様、
PPM frame 22.5ms 300μs
となっているんですね。

tiger22さんのことですから、この箇所は既に修正済みかと思いますが。

以前、er9XでmCPXを飛ばす際、皆さん、大きなSUBTRIM値を入力したりで、
大変苦労されたことを思い出しています。

この300μsのことを、PPM Delayとかlatencyとか、間違っているかもしれませんが、いうのだそうで、デフォルトでは300μsでも大丈夫なのだそうです。

では、どうしてBlade機に限って400μsなのかを資料を漁っていたところ、
どうも発見者は、SpektrumのDM9モジュール(DSM2)ユーザーだったようです。

PPM delayを300μsのままだと、サーボのセンタリングがずれることに気づいたようなのです。

PPM Delay 400μsに関するこんな記事がありました。
「デフォルト・スペーシングのの300μsは、大方のモジュールに適用されるが、ジージーというジッタリングを生じる際は調整が必要である。」(Spektrum DM9モジュールの場合、サーボのセンタリングを正確に位置させるためには400μsが必要である。)

また別の記事では、こんな記事もありました。
http://openrcforums.com/forum/viewtopic.php?t=4235

記事の中では、300μsのままだと、センタリングで0.1msずれ(20%)てしまう。
したがって、400μsに変更するのと、極性をデフォルトのマイナスをプラスにすることなどが述べられています。

ご参考まで。


Re: Taranis 9D PlusとBlade機について

藪 丈二さん、こんにちは。詳しい情報をありがとうございます。m(_ _)m

Taranias 送信機で Horizon のモデルを飛ばす人が増えています。その際に使われるモジュールで、最近の流行はマルチプロトコル・モジュールです。ちょっと前は、HobbyKing の OrangeRX モジュールが使われていました。ハックモジュールというのもありますね。

私が使っている JR の合法 TD2.4LP や、Spektrum DM9モジュールは、最近の Blade の BNF 機での動作が不安定になってきているようです。400μsにしても不安定です。しかし、使えないことはありません。Blade の推奨プロトコルも DSM2 から DSMX 11ms に移っています。しかしヨーロッパでは電波法により 11ms が使用できません。

そんなこんなで、クアッドコプターでは FrSky や FlySky の中国製送信機を使う人が増えて来ているようです。かつての JR や Futaba のポジションに、FrSky や FlySky の送信機が入って来たようです。Futaba は高級送信機ですから、最近の一般ユーザーには手を出しづらくなっています。

電波法の問題を別にすれば、世界各国で FrSky や FlySky 送信機に注目せざるを得ない状況になりつつあります。

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